商品ジャーナリスト・北村 森《きたむらもり》の仕事=2012年05月
2012年05月30日
日本の政治・経済・文化などの情報を発信する多言語サイトである、
「nippon.com」で、新連載を受け持つことになった。
タイトルは「北村森の“ヒット商品道”」。今週からスタート。
日本のものづくりの原点とは何か、いまどのような商品に注目が集まっているか。
第1回は「ヒットが生まれる背景」、第2回は「中小企業発のキッチン用品」。
2012年05月28日
東京MX「チェックタイム」出演の後、ABC/テレビ朝日系「ヒットの泉」2本収録。
生放送と収録の計3本で、いくつもの商品を解説する。
そんな1日を終え、商品は「ほかの何物でもない何か」であるべきと改めて感じた。
どう見ても細部を詰め切れていない商品を大手メーカーが出す一方で、
これは唯一無二の商品だと断言できる中小メーカーの快作が数々あるという事実。
2012年05月26日
6月発売となるシャープのロボット家電「COCOROBO(ココロボ)」を試用テスト。
肝心なのは掃除性能。2日間にまたがって「ルンバ」「スマーボ」と比較した。
フローリングと畳、それぞれでチェックしたのだが、三者で決定的な差が表れた。
ココロボに関しての実使用評価は、おそらくメディア初のものであるはず。
28日(月)の「チェックタイム」でお伝えする予定。ウェブで動画閲覧も可能。
2012年05月24日
福岡出張。RKBラジオ「ウメ子食堂」にスタジオ生出演の後、市内にて講演。
「ウメ子食堂」では、ここ数十年のヒット商品の解説や、ヒットの系譜の分析を。
講演では、地方発ヒット商品のつくり方について、考えるところを伝える。
消費者との関係のあり方を踏まえること。商品の生命線を見誤らないこと。
ならば生命線とは何なのか――成功と失敗、両方の事例を挙げながら話した。
2012年05月23日
書籍の初校ゲラ戻し、家電新製品の試用テストの後、都内で講演。
関東の主要ホテル・旅館の社長や総支配人、およそ200人を前に話す。
客をびっくりさせるサービスの提供に、どこまでコストはかかるのか。
夕食後のロビーでフロント係から料理長までもが和太鼓演奏に奮闘する温泉宿。
ぐずる幼児に手製のおもちゃ(材料費はタダの)を手渡す高級リゾートホテル……。
2012年05月19日
TOKYO FMの土曜朝の番組「DOCOMO LOVE Family」にゲスト出演。
親子をテーマに据えたこの番組で、私が今回話したのは、
春の運動会に持っていきたい便利な商品について。
使い心地のいいレジャーシートから、お弁当関連の道具まで。
勢い余って、私が得意な運動会弁当のレシピもお話ししてしまった。
2012年05月18日
長野出張。地元金融機関が主催するイベントで、セミナー講師を務める。
話したのは、中小企業が自社ブランドを立ち上げた事例の数々。
法人顧客一辺倒だったところから、消費者向け商品でいきなりの勝負。
例として挙げたのは、食品、生活雑貨、キッチン用品、さらには塗り壁も。
いずれも、大手企業を凌駕する「集中力」がカギだった、と伝える。
2012年05月17日
原稿の執筆、2本のラジオ出演、セミナー講師を務める準備を進めつつ、
MM総研大賞の審査会議に出かける。議論は面白く進んだ。
誰もが知るあの有名なモノもそう言えばマルチメディアだ、というふうに。
人々の生活、ビジネスの現場を変えた商品、この1年間もけっこうあった。
審査結果の発表は、来月の半ばごろ。
2012年05月15日
朝から夕方までのほぼすべての時間、自宅のキッチンに張り付いた。
電子レンジ調理器具の本当の力をチェックする1日。
売れ筋商品5つを入手、それぞれ従来の調理法と、手間、時間、味を比較。
同じ料理を、レンジ調理器具と従来の方法の同時スタートで作って評価した。
結果は……「びっくり」が2商品、「納得」が1商品、「がっかり」が2商品。
2012年05月14日
東京MX「チェックタイム」出演の後、ABC/テレビ朝日系「ヒットの泉」収録。
「ヒットの泉」では、ある偶然から生まれたヒット商品の紹介を。
製造工程で出た失敗の産物を目にした社長が、そこから全く別の商品を発想。
以前もここに「セレンディピティ」の話を書いたが、まさにそれ。
セレンディピティは、普段から懸命に仕事をしている人こそが得られるもの。
2012年05月13日
今日は朝から、原稿書きと、原稿への赤ペン入れを、並行して進めている。
nippon.com連載原稿の執筆、春先に登壇したセミナー講演録の確認修正。
そして単行本のゲラへの赤入れ。これは、あと1週間かけての長丁場。
単行本のゲラに目を通しながら改めて思う。プロの校正者の仕事というのは凄い。
地名の正誤から単純な表記ミスまでを、丁寧に指摘してくれた。
2012年05月12日
昨日は『リアル公務員』(英治出版)の著者、町田智弥氏と、長時間の議論を交わす。
彼は現役公務員。さまざまな事業・実証実験に携わり、また答えを出してきた。
この日、意見を交換したのは、お互いそれぞれが進めるプロジェクトについて。
プロジェクトの価値を、誰にどう伝えるのか、誰の知恵を活用すべきか。
私の質問に「それなら、あそこに話をつけるのがいい」と即答連発の町田氏。さすが。
2012年05月10日
日本の政治、経済、文化などの情報を多言語で発信するサイト、nippon.comで
今月後半から、新連載を担当することになった。「北村森のヒット商品道」(仮題)。
その準備に力を入れている。第1回の原稿確認、第2回の写真撮影……。
来週後半のアップに向け、いまは第2回の原稿完成を急いでいるところ。
取材先は大企業から地方中小企業まで。日本のものづくりの姿を伝えていきたい。
2012年05月05日
東北を巡る旅から、朝に帰京。
この夏の刊行を予定する書籍の初校ゲラが、自宅に届いている。
雑誌編集に長く携わっていた私なので、大切なゲラを数多く手にしてきたが、
書籍のゲラとなると、また違った感慨がある。
これから、細かな表現や誤字などのチェックに取り掛かる。これは緊張の時間。
2012年05月04日
東北の被災地を訪れている。昨日は陸前高田からラジオに電話生出演。
市民体育館や高田高校校舎は、いまも残されたまま。
私が番組で話したのは「これからの私たちになにができるか」。
この地で月1回の英語音読会を催す、東京在住のビジネスマンの言葉を紹介した。
細々とでもいい、被災者とのつながりを紡ぎ続けることが大事、と。