商品ジャーナリスト・北村 森《きたむらもり》の仕事=2012年03月

2012年03月31日


年度を締めくくる週末。原稿を書くことに集中している。
広告代理店の機関誌に寄せる連載原稿を、いまようやく完成。
テーマは「ヒット確実といわれる商品の落とし穴」。課題点を指摘する内容。
ここからは、刊行を期す書籍のまえがきに着手する。
読者となる方を想像しながら丁寧かつ端的に綴ってゆこうと、構成を思案中。



2012年03月29日


昨日午後は、日本マーケティング協会・マスターコースにて講師を務める。
各業界の有力企業から送り出されたマーケッターや宣伝担当者を前に、
企業とメディアのあるべき関係性など、考えるところを語った。
講義は質疑応答が命、と私は思う。予期せぬ質問に答える力が試されるから。
「サービスとは」「雑誌の将来は」「発想力とは」……。気持ちを込めて回答した。



2012年03月28日


TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」の「ものめぐり」に生出演。
前コーナーの「ものだめし」から数えて約7年、評価を手掛けた商品は300超。
番組リニューアルに伴い、今朝の放送にて最終回を迎えることになった。
締めくくりの今回も無事に終えることができ、ほっと安心。感慨ひとしお。
皆さん、リニューアル後の「スタンバイ!」も、応援よろしくお願いします。



2012年03月27日


マーケティング関連の原稿執筆や、新製品の取材に出かける合い間を縫って、
4月スタートの東京MXテレビ「チェックタイム」の事前撮影。
私が毎週月曜に出演するコーナーのアバンVTR(出だしの画)を撮った。
今日の午前、東京は、まぶしい春の日差し。天候に恵まれた。
朝の激戦区に打って出る、東京密着型の新番組。視聴エリアの方、ぜひ応援を。



2012年03月26日


4月発売予定の「クリンスイ タンブラー」(三菱レイヨン・クリンスイ)。
樹脂製のエコタンブラーの中に、浄水フィルターが収まっている。
水道水を注いでキャップを閉め、数十秒振って、そのまま飲めるというもの。
興味を惹かれたので、発売前に入手して試用。結果は予想以上だった。
強く長く振らなくても、塩素の量も実際の味も変化した。使い道は多々ありそう。



2012年03月19日


「ヒットの泉~ニッポンの夢ヂカラ!~」(ABC/全国テレビ朝日系)の収録。
4月1日放送となる第1回のコメンテーターを務める。放送は朝9時30分から。
番組名が示す通り、日本のものづくりを丹念に取材し、応援する番組。
4月2日からは、東京MXテレビの新番組「チェックタイム」に週1回の生出演予定。
いずれも、新番組の初っぱなからの出演であるのが嬉しく、また、ありがたい話。



2012年03月17日


先日、「女性セブン」からの取材で、キャラクタービジネスについて話した。
いま発売中の同誌に、私のコメントが掲載されている。
とりわけ、ゆるキャラの場合、“脇の甘さ”がひとつのポイントであり、
それは当事者が狙ってできることでは必ずしもない。ここが重要。
脇の甘さを意識的に狙うと、失敗の恐れが大。地域発商品すべてに当てはまること。



2012年03月13日


福島出張。山本電気「マルチスピードミキサーMASTERCUT」の開発者を取材。
大手企業のフードプロセッサを凌駕する性能でヒットを遂げた背景を探る。
「問題解決能力のある家電を作らないといけない」。なるほどと思う。
「量販店の陳列コーナーを楽しく感じさせる家電こそが必要」。確かにそうだ。
その結果、1万円を超えるという“規格外の値段”ながら、この商品は売れた。



2012年03月08日


サイバー大学の講義を収録。これまでの内容を一部リニューアルした。
ネットを介しての講義であり、あらかじめ収録するのだが、これが難しい。
今回の収録でも、カメラの先にいる学生を意識して話すように心がける。
私の講義は、毎期80~100人の学生が履修している。年代はさまざまだ。
収録には商品を持ち込み、「震災後の動向」「地方からの発信」を語った。



2012年03月07日


昨夏に発売された5000円台のホームベーカリーがヒット商品となっている。
オークセールのsiroka。発売7カ月で50万台、最近では品薄状態に。
あのGOPANが同7カ月で10万台だった。価格帯は違うとはいえ、かなりの数字。
いま、売れ筋のホームベーカリーは、2万円前後のものだ。
2万円vs5000円台。両者を入手して、この週末に試用比較する予定。



2012年03月05日


「NPOマネジメント共育ネットワーク」のテイクオフイベントを開催。
コンサルタントや会計士などの集合体で、私もそのメンバーのひとり。
「組織にイノベーションを興し、魅力ある人材の育成を」。これが合い言葉。
私は「プロダクト・イノベーション」のパートを担当することになる。
このNPOをベースに、企業研修への参画を今後さらに進める計画。



2012年03月02日


名古屋出張。鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」の生産現場を取材した。
この鍋、2010年の発売直後から評判が広がり、いまや注文しても15カ月待ち。
発売した年に試用し、メディアで話をしたこともあるが、今回改めての取材。
なぜ、無名の中小企業がここまでのヒット商品をつくり上げられたのか。
「売れる」ではなく「愛される」とは何なのかを突き詰めた結果、だと思う。