商品ジャーナリスト・北村 森《きたむらもり》の仕事=2011年11月

2011年11月30日


10月発売のプラレールアドバンスが売れに売れている。想定の倍以上とか。
1本のプラレールを複線として使える=2編成を並走させられる、
電車は従来よりもリアルなデザインに。だからおとなも一緒に楽しめる。
手頃な値段でもあり、これならNゲージを諦めた層(たとえば私)にも響く。
年明けまで品薄な見通しだが、都内百貨店で現物発見。探せば今なら買えそう。



2011年11月29日


昨日は「いばらきイメージアップ大賞」の審査会に、委員として参加。
結果発表は12月。ここでは紹介しないが、審査のなかで再認識したことが。
「足許にある宝物をどのように生かすか」が、地域おこしにはやはり重要。
ややもすれば見落とされていたり軽んじられそうな存在にも、可能性はある。
そうした存在に光を当てる局面で必須なのは、本来の持ち味を殺さぬセンス。



2011年11月23日


昨日、ある大手メーカーのブレーンストーミングに呼ばれる。
新しいサービスを展開するうえで役立ちそうな側面情報を話す、という役目。
具体的な話をいくつもしたが、そのなかで私が強調しことが2つある。
「企業の都合と、お客の都合。ぎりぎりの局面で、お客の都合を優先できるか」。
「お客にびっくりしてもらう、という姿勢を、サービス構築で徹底できるか」。



2011年11月22日


コンビニで急増のチルド弁当を食べ比べた。5度前後で陳列されている弁当。
従来の弁当は、もって1日だが、チルド弁当は最長4日保存が利く。
廃棄処分量を減らせ、食材に自由度も出る。各社、いまや全弁当の20%がチルド。
味は悪くない。カツ丼をはじめ玉子を半熟状態にできるのは大きい。野菜の量も多め。
あとはご飯。致命的でないレベルだが、常温保存のご飯に、ふっくら度で今一歩。



2011年11月19日


地域おこしの課題点とあるべき姿を考察し、伝えるのは、私の重要な仕事のひとつ。
昨日は、三重県松阪市の主催イベント「松阪 食の地域ブランド」に招かれた。
講師を務めたほか、参加作品の審査会に参加したうえで講評を話す、そんな役目。
作品のなかに、一見地味だが、地域発の食とは何かをしっかり踏まえたものがあった。
あの「高校生レストラン」に実際に参画している女子高生の作品と聞く。さすが。



2011年11月15日


自分の手で簡単に度数を合わせられる世界初のメガネ「アドレンズ」の第2弾、
「アドレンズp.o.v.」を12月の発売に先立って入手し、試してみた。
レンズ内の液体の量を加減して度数を調節する。この機構もまた世界初。
その操作は極めて簡単だったし、第1弾の商品より明らかに目が疲れない。
災害時に大きな役割を果たす商品。ただ、斬新なデザインが私の顔に似合わない…。



2011年11月12日


広島出張。セミナー講演の後、地域振興の拠点づくりに携わる方と懇親を。
彼が苦りきった表情で話したのは、外部コンサルタントに対する困惑。
10年も前の成功事例を今の時代にそのまま当てはめようとする、
コンセプトは? ターゲットは? という机上の議論がひたすら続く……。
これは確かに困る。こうした悩みに直面する現場担当者、きっと多いはず。



2011年11月08日


12月に一般発売となるパーカー「インジェニュイティ」を入手して、書き心地を試す。
万年筆でもボールペンでもローラーボールでもペンシルでもない「第5のペン」だそう。
結果は――なにをおいても、ペンの運びが相当に滑らか。
万年筆ほどには文字に味わいが出ない半面、このペンでは字の下手さが隠せる感じ。
筆圧に左右されず、書き手を選ばないのも美点。ただし1本約2万円。買い手は選ぶ?



2011年11月06日


先日、富山県総合デザインセンターの若き職員とミーティング。
プロダクトデザインの世界で、同センターの活動は、多々注目を集めている。
この日、話の中心は「デザインを、いかにデザインの外に出すか」について。
彼は、これを仕事上の大きなテーマに据えているという。とてもいい視座だと思う。
今後の協力を約束して、ミーティングを終えた。



2011年11月05日


今週は、レギュラー、不定期出演を合わせて、計4本のラジオ番組に出演。
東京FMの「Blue Ocean」では、おとなの楽しみについてのトーク。
格安バスツアーが比較的若い層にも人気となっている理由などを解説。
トークのなかで、私が「ひとりディズニーシー」を好んですることを話すと、
リスナーから反響メールあり。ひとりTDRを楽しむ人は、やはり多い様子。