商品ジャーナリスト・北村 森《きたむらもり》の仕事=2011年08月

2011年08月30日


この2日間、甘いおやつを摂取し続けている。もともと好きなので素直に堪能。
昨日は、大手メーカーがこの秋発売する新製品を手に、分析とコメントを。
今日は明日のラジオで話すために、コンビニスイーツの売れ筋を購入し、比較。
面白いのは、各社の独自開発による和菓子が、存在感を急速に増していること。
デザート棚の一角をしっかり占めるようになった。これもシニアマーケットの波。



2011年08月27日


九州出張。中小企業の経営者150人を前に「わずかな差こそが勝負」という話を。
講演後、和菓子職人と葬儀会社経営のおふたりが声をかけてくれる。「まさにそうだ」と。
この夜、屋台のおでん屋で偶然に話を交わした工事会社の社長の話も興味深かった。
社員に常々指示している、現場の敷地が広くても工事車両はまっすぐ丁寧に停めろ、と。
そうしたちいさな行為も大事な営業活動、という。やはり、わずかな差が意味をもつのだ。



2011年08月23日


三洋電機「GOPAN」の大ヒットを受けて、各メーカーがご飯の活用を意識。
お米からは無理でも、あまったご飯を使えると謳うホームペーカリーが花盛りだ。
今月、ツインバードが実勢価格1万円を切った“ご飯対応”機種を発売、
9月にはパナソニックが“ご飯入りのパン専用モード”を備えた機種を投入する。
今、私の仕事部屋には4台のホームベーカリー。ずっと食パンを焼き続けている。



2011年08月22日


長野県から帰京。八ヶ岳に臨む佐久穂町で農場を営む、若きご夫妻の話を伺ってきた。
ご夫妻は、東京・銀座のベンチャー企業などで精力的に働く日々をおくっていたが、
4年前に農業への転身を決意、修業を経て2年前に農場を開業した。
ご夫妻の野菜はすでに多くのファンを掴んでいる。話がまた示唆に富むものだった。
農業にはマルチタスクが必要な場面が多々ある。ましてや晴耕雨読の世界ではないと知る。



2011年08月18日


群馬県の南牧村にある、一軒の古民家民宿を取材。
下仁田から一本道を40分走ってようやくたどり着く、ここは山間の限界集落。
民宿の地下蔵を、ステージの備わるジャズバーをしよう、と、ご主人は考えた。
その内装デザインや実際の工事を担うのは、神奈川県の大学生。
町おこしを研究する教授の許で学ぶ男女11人が、木工道具片手に奮闘していた。



2011年08月15日


KNBラジオの生特番に電話出演。声だけでもお盆に帰省でき、少しうれしい感覚。
番組のパーソナリティは女優の室井滋さん。時折お互い、郷里の言葉がまじる。
私が語ったのは、震災後の消費トレンドをどう読むか、について。
ひとつ言えるのは、「非常時向けの商品」と「日常生活向けの商品」が
この先、わけ隔てなくなっていくのでは、ということだ。すべてとは言わずとも。



2011年08月14日


長期保存でき、しかもそのまま食べられる商品群に注目が集まっている。
菓子メーカー各社は、ビスケットやキャラメルの缶詰をこの夏、相次ぎ投入、
江崎グリコやハウス食品は、加熱不要のレトルトカレーを新発売。
非常時に“普段、口にするのと同じような食品”があると、ありがたいもの。
これらの商品を試食してみようと、発売前のものも含め、今、食卓にずらり並べた。



2011年08月12日


サイバー大学から春学期の授業評価が届く。受講生の声をまとめたファイル。
今期は96人の学生が受講してくれた。私にとって、これは緊張の“通信簿”。
「全体的な満足度 5.00満点で4.53(平均4.11)」。ひとまずホッ。
「教育に対する熱意、5.00満点で4.69(平均4.39)」。これもありがたく思う。
講義の中身に手を入れてブラッシュアップすべく、精進したいと考えている。



2011年08月10日


ラジオ生出演、テレビ番組の収録打ち合わせを終えた後、経営学の教授を取材。
組織に必要な3要素は、共通目的、貢献意欲、コミュニケーションだが、
このなかで、3つめのコミュニケーションがいかに重要か、といった話を伺う。
仕事が一段落した時間に、行きつけの店で新サンマ。「18入ですよ」と誇らしげ。
確かにとても旨い。18入とはサンマの魚体(サイズ)を表す魚河岸の用語だそう。



2011年08月06日


年老いた親と離れて暮らしている人が、親が無事元気かをどのように確認するか。
セキュリティ系のサービスは値が張るし、近所の人に連絡を頼むのも気が引ける。
先月、KDDIが発表した「Mi-Look(ミルック)」は、ひとつの有力な選択肢となるか。
登録したメールアドレス宛てに、歩数などのデータを日々送信してくれる端末。
発売前の実機を借りて、これから実用チェックを試みるところ。



2011年08月05日


今月は、何本かの原稿執筆が、私にとって重要な仕事。
書籍刊行に向けて取り組んできたノンフィクションの原稿について、
先日、編集者の方からきわめて大きな示唆をいただく。
加筆すべきポイントをひとつひとつ確認していくことで、新たな方向性をそこに見出せた。
原稿と格闘する私を見た息子が「とうたん、夏休みの宿題をやってるみたいだね」と笑う。



2011年08月04日


茨城県の東京事務所に出向いて、いばらき大使の委嘱状をいただく。
今年新たにいばらき大使に就いた顔ぶれをみると、仕事を通した知り合いの名も何人か。
委嘱状を受け取ったあと、職員の方と、農作物の風評被害への対策について話す。
風評を単なる風評であるとしっかり証明する作業がまず大事、
そのうえで、農作物の魅力を改めて伝えるという2段階の仕事が必須と、私は思う。